水野昭 早春の車山高原

車山高原

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# by hontokami | 2017-03-28 21:32 | Comments(0)

だから の時間


死ぬ前日おれを呼んで坊っちゃん後生だから清が死んだら、
坊っちゃんのお寺へ埋めて下さい。
お墓のなかで坊っちゃんの来るのを楽しみに待っておりますといった。
だから
清の墓は小日向の養源寺にある。
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「だから」の前までが坊っちゃんの思いで話なんだ。だからのあと、坊っちゃんは清の墓の前に立っている。
「だから」が過去と今を橋渡しをしている。
「だから」はその間の物語の展開を読者に委ねた漱石の仕掛けだったのかもしれない。

---(だから、ここからは妄想)----------------------------------------------------------------------------------

松山から帰って十年。坊っちゃんは妻と二人の子どもと一緒に先祖のお墓参りにきた。
七歳になった娘が小さなお墓をみて「これは誰のお墓?」と聞いた。
「清さんだ。お前たちのおばあさんなんだよ」
娘が言った。
「じゃあ、お父さんのお母さんなんだね」
坊っちゃんは空を仰いだ。清のしわくちゃの笑顔を思い浮かべていた。

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# by hontokami | 2017-03-28 08:20 | 坊っちゃん | Comments(0)

思い出すことといったら些細な事ばかり