絵本の修理

稲葉忍さんの仕事12
絵本の修理です。背文字はホットペンと黒箔で原本のタイトルを写しました。
昔の絵本はしっかりと作ってあるので、修理がしやすいです。
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by hontokami | 2014-03-22 17:21 | 修理 | Comments(0)

古書 『中原中也詩集』

稲葉忍さんの仕事3
昭和22年発行の『』中原中也詩集』を、本来は角背だったのを円背にして、角付継ぎ表紙で表装。
表紙選びは難しい。喫茶店の片隅で読む詩集というイメージにぴったりの布をみつけて採用。
いい表紙になりました。
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by hontokami | 2014-02-09 17:59 | 修理 | Comments(0)

稲葉忍さんの仕事2
今度は原本の味わいは背表紙のタイトルに残して、あとは修理する人の自由なイメージで修理。
表紙はなんとなくアラビックナ感じ。しおり、花布を付け直して、継ぎ表紙に装いを変えてみた。

       原本の表紙。昭和レトロの雰囲気がただよう。
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       背表紙の字は、ホッとペンで原本の文字を転写する。
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       溝を入れる。表紙は布。背表紙をくるむ部分はミューズコットン紙
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       しおりは青、花布は赤。この赤が本全体を引き締めている。
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by hontokami | 2014-02-06 19:25 | 修理 | Comments(0)

稲葉忍さんの仕事
90年前のフランスの古書 ゲーテの『WERTHER』の修理をしました。
なるべく当時の味わいを残すために表紙、本文の修理を最小限に抑えました。
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      糸綴じ→手機械で円背→寒冷紗→クータ
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      溝だし鏝で溝を出す
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      原本は見返しがなかったので、里紙で見返しをつける。
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      表紙の味わいが残されました。
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      追加された見返し
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      パリの図書館の1924 JUIN 1の蔵書印が押されている。 
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by hontokami | 2014-02-03 18:59 | 修理 | Comments(0)

『康煕字典』

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明治10年に刊行された『康煕字典』
漱石の机上には常にこの字典が置かれていたそうです。
できうる限りの修理をしました。

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by hontokami | 2014-01-16 09:07 | 修理 | Comments(0)

修理1

本文を1日プレスしたら、かなりの改善が見られた。
ただしこの前小口の褶曲は手強い感じ。

1週間ぐらいプレスしたままでおこうかな・

さらに中トビラには横目の紙を使っている。あり得ない!

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by hontokami | 2012-10-16 14:41 | 修理 | Comments(2)

どのように修理してもいいということだけど、相当に傷んでいる。
箱は捨てよう。表紙は布クロス断継ぎ。このイメージは残したい。
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表紙も見返しも交換。
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さて、この本文のしわはどのようしたら直せるのかな。一枚ずつ直すのは大変だ。
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しかし、糸綴じもやり直さなくてはいけない。 
かなり丁寧な糸綴じだったんだ。なのにどうして背を固めてしまったのか? そこが傷んだ原因なのに。
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by hontokami | 2012-10-14 15:08 | 修理 | Comments(0)

昭和三年の世界美術全集

奥付をみると
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平凡社 世界美術全集 第二巻
装飾本

昭和三年三月十日  印刷
昭和三年三月十五日 発行
(非賣品)
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眺めているうちに修理する気がなくなった。
かつてきれいな本だったという面影を残して
美しく壊れているなと思った。
この本をつくるために関わった多くの職人たちの人生を考えた。
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原色版、単色版及見返シ印刷  ー 共同印刷(株)ー東京市小石川区久堅町108 
原色版及単色版印刷          菊池三色版工場
                        酒井印刷所
                        大江印刷(株)
解説特許単色印刷            単色印刷((株)
前付オフセット印刷            井口印刷(株)
特漉アート用紙              日本加工紙(株)
表紙レザークロス             大日本レザー(株)
表紙金版彫刻               坪井徳次
表紙箔押                  三柏堂
製   本                  手塚製本所 ー東京市小石川区音羽7ノ4
by hontokami | 2012-07-28 10:05 | 修理 | Comments(1)

本の「修復」という場合にはできうる限り元の状態に近づけなければならないのですが、
自分にはそのような技術はないので、この本はふたたび読めるように「修理」した本です。

昭和17年に朝日新聞社より発行されました。
依頼者にとっては愛着きわまりない本ということですが、70年もの時がたって表紙が壊れ、
本文の糸綴じがガタガタになっていました。 内容と違って、本という形は思ったよりも
脆いものだと実感します。

糸を綴じ直して、見返しや本文への書き込みもそのまま生かしました。表紙のは装いをあらたにしました。
素材は本文のイメージを壊さないようと思って、遠州綿紬と里紙を使いました。

大きさ 18.5×26㎝  93ページ
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by hontokami | 2012-04-16 15:54 | 修理 | Comments(0)

依頼者が
昔から使っている愛着のある辞典ということで
綴じを丈夫にし、装丁もモダンなものに変えてみました。

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by hontokami | 2011-06-05 05:39 | 修理 | Comments(3)

思い出すことといったら些細な事ばかり