『豆』3号を読んで(2) 吉田雅二

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手製本工房O塾機関紙「豆」を送っていただき、有難うございました。

先ず最初に、羽生クンの「迷句の世界」を読みました。軽妙なタッチで書かれているので、楽な気持で読みました。
俳句の世界へ入った経緯がよくわかりました。やはり女性が多いのですね。さぞかしにぎやかな句会になることでしょう。
2つの句会に入って、しかもそのうちの1つは会長という名の世話役のようで、お忙しい様子が想像できました。
題字の「豆」も見事ですね。楽しくなる字です。手持ちの本「五体字類」で確認しました。
(私は気をひかれた字に会うと、辞書などで確認するのがクセです。
そばで家内が曰く「アンタは疑い深い」・・・・・・ああそうか、そういうことか、という新たに知る喜びなんですが。・・・・・・・)

お会いしたことはありませんが、お名前を知っている折金先生の「箱根細工の小箱」、創作なのでしょうか。
文章が平易できれい、登場人物の気持も行間に溢れています。さすがは国語の先生だと思いました。

瀬下洋子さんの「続・神保町物語」は伯母から聞いた話しとはいえ、昔の様子が詳細に書かれています。
正月に新しい肌着を身につけることは、私の幼い頃と同じです。
東京と田舎の違いはありますが、年末年始の様子を興味深く読みました。

そのほかの方の文章、表現もなかなかのものですね。

文学を志す方々が同人誌を作って、互いに切磋琢磨することを聞いております。「豆」もそういうものなのですか?。

折金先生の手製本を、聞いてはおりましたが、手にしたのは初めてです。手書きではなくパソコンでキーをたたいたのでしょうか。
6ページ分(8枚の紙)を糸とじし、何部かをまとめて表裏の表紙を背で糊付けしたのでしょうか、よく出来ています。
ミミを裁断機にかけていないようで、これがまた手作りのよさですね。
市販の本とは違いますね。大事にとっておきます。                                                        
                                                  吉田 雅二


Commented by hontokami at 2018-08-09 21:04
吉田雅二様  
                   折金紀男
はじめまして。
『豆』3号をご丁寧に読んでくださり、ありがとうございます。
まったく文学には縁のない、手製本を作っている仲間で気楽に文章をかいてみようか、
ということではじめた機関誌です。やっと3号まで
たどり着きました。
そんな私たちに吉田さんのおことばはとても大きな励みになります。
私の「箱根細工の小箱」はもう半分ほどは忘れてしまった部分的な印象をつなぎ合わせてみたモノです。
細部は想像かもしれませんね。
瀬下さんの伯母さんからの聞き取り。
伯母さんの当時の日常の細部に亘る記憶はオドロキですが、
またそれを再構成する瀬下さんの文章にも驚きます。
手製本の良さを残すためになるべく断裁しない方法をとりました。
その良さをご指摘くださったことは、機関誌を作る私たちにとってこの上ない励みとなるものです。
ありがとうございました。
いつになるかわかりませんが4号を出したら、
また読んでいただきたく思っています。
互いに切磋琢磨することはないとは思いますが、手製本の楽しみだけは失わないで
これからも作り続けて行こうと思っています。
吉田さんのおことば、ブログ上で仲間にも読んでもらおうと思っています。

Commented by gekito4 at 2018-08-09 22:15
文芸同人誌とは異質の自由な世界、自在な気持ちの持ち主が書き手なので
読んで、気持ちが楽になります。
全文、楽しく拝読しました。
Commented by せしも at 2018-08-10 17:07 x
吉田さま、ゲキト4さま
素晴らしい感想をよせていただいて本当にありがとうございます。すごーく励まされます(*^▽^*)よーし、これからもがんばるぞ!

そして私のところに寄せられた感想も紹介させてください。

ヒロコさんより
豆の中の ひびきみか さんのエッセイ
とても面白いなと思いました。メタフィジカルの徹底 ものすごいことですね!
以前 田中泯さんとお会いしてお話しさせてもらった時と 同じような感覚を
思い出しました。芸術ってなんだろうなって また考えてしまいました。ありがとうございました!
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by hontokami | 2018-08-09 20:27 | Comments(3)