わが20冊 (4)綴葉装『源氏物語』

『源氏物語』は苦手だ。いくら名作と言われても好きになれない。
与謝野晶子の現代誤訳で一帖一冊で五十四冊作ってほしいという依頼を受けたとき、
少しずつ丁寧に読むいい機会だと思って引き受けた。一ページの文字数を極端に少なくして余白を多く取った。
こうして依頼者には四つ目綴じで四十五帖五十八冊をお渡しできた。三年かかった。
内容も少しずつ理解できるようになると、四つ目綴じは似合わないと思った。
そこで『源氏物語』の写本もそうであったように、古代から中世にかけて主に写本に用いられた綴葉装という綴じ方を応用して、
もう一つの『源氏物語』五十四帖を作った。両手を離しても本は開いたまま、だから読みやすく、書き込みもしやすかった。
でも『源氏物語』はいまだもって好きになれない。

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Commented by gekito4 at 2018-08-17 09:55
「綴葉装」、習いましたね。でも、すっかり忘れてます。また、教えてください。
小生物忘れが著しく、「免許更新」を最近受けたが、「講習」では、
記憶力の極端な衰退が顕著でした。きてます、きてます。そういう自分を
認識できました。それが良かったと受け止めてます。
後二回くらい免許更新できればいいのだが、無理だろうなという予感が
ります。
<人を傷つける事故を招かない>。これでしょう。大事なのは。
後は引き時。さて、何年後になるだろう?
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by hontokami | 2018-08-16 08:32 | Comments(1)